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2017年11月10日

カイロでよく使われる用語の意味(症状編) 腰痛・ぎっくり腰

今回は腰痛・ぎっくり腰についてです

腰痛が起こる原因の一つ

仙腸関節(せんちょうかんせつ)のズレ

細かな原因を挙げるとキリがありませんが
慢性・急性共に大きく関わってくるのが、これです
見ていきましょう。

仙腸関節のズレ

仙腸関節は寛骨(かんこつ)と仙骨(せんこつ)の間にある、腰の関節です
可動域は1mm~2mm程。体格によって多少は前後しますが
基本はこれぐらいです。
関節は普通、関節を動かすための筋肉が付随するのが常識ですが
この仙腸関節だけは例外で、そうした筋肉が存在しません。
股関節の動きに引っ張られて、受動的に動くだけです。

また関節の形状も独特です。
関節は普通、柔軟に動けるように骨の表面が滑らかになっているのが常識ですが
この仙腸関節だけは例外で、滑らかとは真逆の形状をしています。
L字の様な形状をしていて、始点と終点だけに強い圧が掛かり
真ん中の直角の部分には、さほど圧が掛かっていません。
周囲を固い靭帯で補強されていて、その中で1mm~2mmの範囲で
しかも股関節によって受動的に動く。
仙腸関節とは体の中でも特殊な関節です

腰がずれるとは即ち、仙腸関節がずれるという意味です。

ちなみに、この関節が極端にズレると起こるのがぎっくり腰です
普段1mm~2mm程度の関節が、いきなり1㎝程度動いてしまうので
そりゃあ痛いはずです。
肩や足首を脱臼すると、とても痛いですよね?
それが腰で起きている様なものです。


なので当院では

 仙腸関節のズレている方向を把握
  ↓
 ズレを調整
  ↓
 腰痛に関係性の強い筋肉を調整
  ↓
 首肩、脊柱を調整(肩こり・頭痛・自律神経の調整も同時進行)

ここまでを必ず行います。



桜カイロプラクティック 浜松  
吉野 和織  


Posted by 桜カイロプラクティック at 17:50Comments(0)