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2018年02月22日

出産後のお母さんのケア

こんにちは
桜カイロプラクティック
吉野 和織(ヨシノ カズオ)です。

出産を終えられたお母さん
誠におめでとうございます<(_ _)>
最初は一ミリも無かった赤ちゃんは
分娩時には数千グラムの大きさまで成長し
狭い産道を通って外へ出てきます

人間の出産は母親の体の大きさに比して
非常に大きなものです
赤ちゃんが通った後
骨盤は元の位置に戻っていきます

戻るとは言っても
お母さんの身体はとても疲れています
退院後も授乳や抱っこ、オムツ交換や沐浴
寝かしつけなど、退院直後から
休む暇は無いに等しく
最初の2ヶ月は特に、疲労が多すぎて
回復が追い付かないのが実情です


腰が痛い、肩が痛い、頭が痛い
腕が痛い(腱鞘炎)、眠いetc
今回は、そんなお母さんの施療について
見ていきます

出産後の腰痛について

日常生活で起こりうる腰痛に加え
妊娠中に、お腹を支えていた筋肉群の疲労が
拍車をかけています

骨盤と同時に、妊娠で特に疲労した筋肉群の
調整を平行して行います

① 仙腸関節のズレを把握し矯正
    ↓
② 体幹を支える筋肉を調整
   腹直筋(ふくちょくきん)
   脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
   大腰筋(だいようきん) 
    ↓
③ 特に疲労した筋肉群を調整
   腹斜筋(ふくしゃきん)
   腰方形筋(ようほうけいきん)
    ↓
④ 肩、頭痛、腕の痛みの原因となる
  筋肉、脊柱を補正
   僧帽筋(そうぼうきん)
   肩甲挙筋(けんこうきょきん)
   胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
   広背筋(こうはいきん)
   
必要であれば、追加で施療を行います
ざっくりですが当院では、この様な流れで
進めていきます


補足:筋肉の説明を少し

腹斜筋、腰方形筋とは
腹斜筋は 
 外腹斜筋(がいふくしゃきん)
 内腹斜筋(ないふくしゃきん)

2種類の筋肉の総称で
共にお腹の外側、脇腹の筋肉です


 腰方形筋(ようほうけいきん)
腹斜筋に接続している背筋の一部で
「くびれ」の部分を形成している筋肉です

妊娠中は共に、大きくなったお腹を
支える役目を果たします


体幹に関わる筋肉
 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
 腹直筋   (ふくちょくきん)
 大腰筋(だいようきん)

脊柱起立筋と腹直筋はアウターマッスル
大腰筋はインナーマッスルです
前者2つは身体を動かす際に主導的な力を発揮し
後者は、それを行き過ぎない様にブレーキの
役目を果たします
このバランスが崩れると真っ直ぐな背筋を
保てなくなり、腰痛が悪化しやすくなります



肩、頭痛、腕の痛み
僧帽筋は
 上部僧帽筋(じょうぶそうぼうきん )
 中部僧帽筋(ちゅうぶ   〃   )
 下部僧帽筋(かぶ     〃   )
の3種類の総称です
上部が肩の筋肉で、中部と下部は背筋の一部です
前者は肩こり、頭痛。
後者2つは腕の痛みに影響します 

 肩甲挙筋(けんこうきょきん)
 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
肩甲挙筋は首の真横
胸鎖乳突筋は首の前にある筋肉です
共に首の痛みに強い影響を与えます
  
 広背筋(こうはいきん)
背筋の一部で、腕の痛みに影響を与えます


従来の肩こり等に加え、こうした状況が
お母さんの身体ではおきています
特に腕の痛み(腱鞘炎)は
抱っこなどで腕を酷使したのが原因です

酷使が原因と言っても
赤ちゃんの抱っこがある以上
腕を使わない訳にはいきません
この悩みに施療するため当院では
筋肉へのアプローチに加え
ひまし油を使ったオイル湿布を行っいます

ひまし油という油を染み込ませたガーゼを
肌に貼り、上から電気で温めるパックを被せます

ひまし油は温めると皮膚からの浸透が良くなり
痛みと血行の改善に繋がります
結果、筋肉の回復が早くなり
腕の痛みは悪化しにくくなります


疲労を無くす事は困難であり
慢性的に起こる痛みもまた
速攻を以てゼロにするのも困難です
疲労に対して簡単に負けない
体作りをしていくしかありません




桜カイロでは
疲労と回復の調和(バランス)を整えて参ります

お悩みのお母さん方、是非一度ご相談ください


桜カイロプラクティック 浜松  吉野 和織(ヨシノ カズオ)




Posted by 桜カイロプラクティック at 10:18│Comments(0)
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